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赤ちゃんの健康は、妊娠する「前」から決まっている

投稿日:2017年12月18日 更新日:

※この記事では信ぴょう性を高めるために、科学的な記事を参照しております。そのため文体が堅苦しく感じられるかもしれませんが、「元気な赤ちゃんを産む確率をあげるために」必要な情報ですので、しっかりと読んでくださると嬉しいです。

赤ちゃんの健康は、妊娠する「前」から決まっている

「あなたが今使っているその洗剤、未来のあなたの子どもの発育状況に大きな影響を与えるかもしれません。それでもその洗剤を使い続けますか?」もし今あなたの目の前に国の職員が現れて、そんなことを説明されたどう思いますか? 信じますか、信じませんか?

あまりニュースにならないことですが、環境省は今「エコチル調査」という全国10万人の妊婦さんを対象にした大規模な疫学調査を行っています。この調査の目的は

「胎児期から小児期にかけての化学物質曝露をはじめとする環境因子が、妊娠・生殖、先天奇形、精神神経発達、免疫・アレルギー、代謝・内分泌系等に影響を与えているのではないか」という仮説(中心仮説)の解明(引用元:HPより)

をすることです。ざっくり言うと、お母さん(に将来なる人も含めて)が毎日の生活で晒されている化学物質にによって、赤ちゃんや子どもの「奇形・アトピーやアレルギー・ホルモン異常」を招く可能性があるので、その関連性を調べてますよ、ということです。

例えば出産に関しては、統計的に「出生体重が低下していること」または「男児よりも女児の方が相対的に割合が増えていること」などと、環境中の化学物質との関連性が疑われています(*1)。

健康意識の高い人であれば「そんなことは百も承知よ」というレベルの話ですが、ポイントは環境省という公の機関が、13年の歳月と100億円規模の予算を投じて科学的に調べにかかっている、という点です。これだけでも、その日常に潜むリスクを理解するのには十分と言えるでしょう。

(*1)参考:環境省 エコチル調査「読み物としての仮説(案)

石鹸や歯磨き粉が胎児に与えているリスクがある!

具体的な話を1つしましょう。薬用石鹸、薬用シャンプー、薬用歯磨き粉……「薬用」と銘打つ商品を見たことがある人は多いと思います。一時期その「薬用」と銘打つ商品に必ずと言っていいほどに使われていた代表的な成分があります。それが「トリクロサン」です。

抗菌・殺菌力があるとして長年使われてきた成分でしたが、2016年アメリカのFDA(日本の厚生労働省みたいなところです)が、その科学的根拠がないとして、トリクロサンなどを含む製品の販売を禁止にしました。

FDAは「消費者は抗菌せっけんは細菌の増殖を防ぐのにより効果があると考えがちだが、通常のせっけんと水より有効だという科学的根拠はない」と指摘した。さらに「殺菌剤は長期的に利点よりも有害となりうる可能性があるとの指摘もある」と警告した。

 一部の研究によると、殺菌剤を使うことで耐性菌が増えるリスクがあるほか、ホルモンの働きを阻害するなど健康への影響を懸念する意見もある。(日経新聞より)

この報道を受けて、日本でも厚生労働省が各メーカーに成分の入れ替えをするようにプレスリリースを出しています。消費者にとって、抗菌作用があると思って買っていたものに科学的根拠がなかったのは、非常に残念なことでしたか、それ以上に残念だったのはその「危険性」についても一切知らされていなかったということです。

トリクロサンの危険性について

トリクロサンは妊婦の胎盤を通じて、胎児にまで届くことがわかっていますが、人間にどれだけの危険性があるのかについての決定的な研究データはまだありません。しかし、羊を対象とした研究では胎児へのエストロゲンの転送を妨害していることがわかっています。

エストロゲンは、肺および肝臓のような器官の成長を促進するため、男性および女性の両方の発達において重要なものです。

フロリダ大学(University of Florida)が2010年に発表した研究では、適切な胎児発生を阻害するトリクロサンの内分泌かく乱作用が懸念されています。(*2)

このように、胎児の成長を阻害する可能性があるトリクロサンのような成分は、実は挙げ出したらキリがないほどあるのです。それらの成分が持つ子どもへのリスクは化粧品やシャンプー、台所洗剤などの家庭の至る所に隠れているのです。

(*2)参照元:「研究:一般家庭用製品の毒性化学物質が妊娠中の女性に重大なリスクをもたらすかもしれない

デトックスこそ、最高の予防法

ご興味が湧いた人は、ぜひご自身で色々調べてみてください。日用品に含まれる化学物質がいかにリスキーであるか、そして環境省が解きあかそうしてしている仮説は、ほぼ間違いがないであろうことが、よくわかると思います。(英語で検索した方がより多くの文献にたどり着けます。)

ただ、その科学的関連性を解き明かすのは、サイエンティストの仕事であって、私たち消費者の仕事ではありません。私たちが考えるべきなのは、そのリスクをどう回避するか? ということです。

そのリスクの回避方法として筆者が勧めたいのが、デトックスの習慣を持つということなのです。

健康な赤ちゃんを産むためにママができる準備

結論から言いましょう。一つは身の回りの日用品をできるだけ安全性の高い(できればヨーロッパのオーガニック基準をクリアしたものが望ましい)ものに買い換えましょう。といってもバカみたいに高い商品を買う必要はありません。

男性なら毎月1万円ぐらい、女性なら化粧品なども含めて毎月2万円ぐらい捻出できれば、安全性の高い日用品を揃えることが十分に可能です。これが化学物質に晒されるリスクをできるだけ減らすアプローチです。

もう一つは、とはいえ日常生活における化学物質のリスクをゼロにすることはほぼ不可能ですので、化学物質によるダメージを極力減らしていくことです。その手段として筆者がオススメしたいのが、デトックス、つまりは解毒です。

デトックス(解毒)についての誤解

デトックスと聞くと、女性に載ってるモデルがおしゃれなハーブティーを飲みながらするもの、あるいは2、3日お寺にこもって断食プログラムに参加すること、といったイメージが先行しているため、「私には無理だわ」と思っている人もいるかもしれませんね。

ただどんな人であれ、人は基本的に毎日デトックスをしているのです。それが「排泄」という行為です。人体に入ってきた(あるいは人体で生まれた)毒素は、腎臓・肝臓を通じて解毒され、体の外に排泄されます。

一般的にデトックスを謳う商品やサービスは「腸内環境改善」を売り文句にしているケースが非常に多いのですが、体内の「解毒」の役割をメインで担っているのは、この腎臓と肝臓なのです。

つまり、体内の解毒を真に加速させようと思ったら「肝機能と腎機能の強化」が重要なポイントになるのです。肝腎要の「肝腎」はここに由来しているのって知ってました?

(※腸内クレンジングによる解毒効果も多くの人が支持しているので否定はできませんが、現段階では科学的に明確な根拠を持って「解毒作用がある」と言い切れない状態です。)

健康な子どもを産みたいなら、腎臓と肝臓を強くしよう!

肝機能と腎機能を強くするにはいろんなアプローチがあるのでいくつかご紹介しましょう。

お酒を控える

当たり前の話ですが、お酒の飲み過ぎは肝機能と腎機能を弱らせます。日本人は特にアルコールを分解するための力が弱い(アセドアルデヒド脱水素酵素が少ない)ので、アルコール度数の強いお酒を日常的に飲んでしまうと、体内の毒素を解毒する力が弱まり、毒素が毒のまま赤ちゃんに届いてしまう可能性もあります。

禁煙する

妊娠した後でタバコをやめる人(奥さんでも旦那さんでも)、多いと思います。ですが、それでは遅いのです。喫煙によって、血液中の一酸化炭素を増加し、血液中の酸素の運搬が阻害されます。それに伴い、肝臓へ向かう酸素が減少し、肝機能が低下します。

またタバコに含まれるニコチンは血管を収縮させます。血管が収縮すると血圧が上昇し、それを腎臓が元に戻そうとするため、腎臓にも負担がかかるのです。

食物繊維を摂る、善玉菌を摂る

腸内で発生した毒素を解毒するのも肝臓の役割ですので、腸内環境の正常化も間接的に肝機能を助けることにつながります。排便は毒素を体外に排泄する非常に重要なプロセスです。便秘は女性にとっても大敵ですが、赤ちゃんにとっても大敵です。

解毒に有効な食材を食べよう

数え挙げればキリがないですが、「解毒には豆と緑黄色野菜」と覚えておけば問題ないでしょう。豆は良質なタンパク源として、緑黄色野菜の中には肝機能や腎機能を高めてくれる栄養素をもつ食材(ブロッコリーやキャベツ、にんにくやほうれん草など)が非常に多く含まれています。

自分のための食生活の改善だと意識が弱くなってしまう人も、未来の赤ちゃんのための食習慣だと思えば、モチベーションも変わるのではないでしょうか?

まとめ

これからママになる人にとって、生まれてくる赤ちゃんが健康であることは誰しもが願うことであると思います。そのために未来のママ(もちろんパパも)が知っておくべきこととして、身の回りの日用品に含まれる化学物質の毒性についてご紹介しました。

日用品に含まれる化学物質が胎児に及ぼす悪影響は科学的に立証されたわけではありません。が、ほぼ黒、だと思って間違いないでしょう。ですから健康的な赤ちゃんを産むには、妊娠の前から日用品の安全性に気を配る必要があります。

最近はリーズナブルでかつ安全性の高い商品も増えています。予算の許す範囲で構いませんので、できるだけ安全な製品を使う、という意識と、今使っている日用品は危険かもしれない、という意識を持つことが大事です。

そしてその毒性を解毒して無効にするために必要なのが、腎臓と肝臓について気を配ること。普段意識しない臓器だけに、放っておくと読んで字のごとく痛い目にあいます。そのためには禁煙と飲酒を控えることが何よりも大事です。繰り返しになりますが、妊娠してから始めても遅いので、子どもを産むと考えている人ならマストです。

しっかりと知識をつけて、未来の子どもを守るための習慣を今から取り入れていける夫婦が増えることを切に願っています。

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Yoshiki Kawaguchi

日本大学芸術学部 映画学科演技コース 卒業。俳優業とカウンセリング業を通じて学んだ人間心理と、自身の事業を通じて体験した気づきをミックスした独自の恋愛理論が好評。

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